こんにちは。「eBay何でも相談室」のスージーです。
eBayでは、メディア関連商品を中心に販売しております。また、18年のネット販売歴を活かし、様々なネット販売のスクールにおいて、スクール生様のサポートを行なっております。
メグ「こんにちは!! 先日、わたしの友人が、eBayに初めてリミットアップ交渉をしたようなんですけど、思ったようにリミットが上がらなかったみたいなんです。」
スージー「へえ、リミットアップ交渉は、メールでやったの?電話でやったの?」
メグ「メールで行なったそうです。個数が10 → 20、金額が$500 → $600と、ちょっとしか上がらなかったって悲しんでいます(笑)このブログの記事を参考にしたようです(笑)」
スージー「それは嬉しいことだね!」
メグ「取扱商品は、eBay受けが良い、とされている、Japanese Toy(日本のおもちゃ)って回答したようなんですけど。。。」
スージー「実際、その人は、ひとつでも日本のおもちゃって出品しているの?」
メグ「いや、ダイソー商品ばかりだそうです(笑)」
スージー「eBayのリミットアップの担当者は、当然、実際の取引内容と、ヒアリングシートの内容は照らし合わせているからね(笑)リミットアップのヒアリング内容にいい事ばかり書いても、通らないよ(笑)」
メグ「そりゃそうですよね(笑)」
スージー「eBayがその人に対して、”あなたは優秀だから、もっとeBayで販売してほしいんだ。だから、リミットアップするよ”と思わせる事が大事だよね。今日は、リミットアップに対する心構えについて、解説をするね。」
初回リミットアップ交渉はどのタイミングで行えばよいか
日頃、「eBayのリミット」と呼んでいるのは、正確には、Selling limit(セリングリミット)です。出品可能数と出品額の上限のことを指します。
eBayで販売をスタートするに当たり、新規のセラーは、10品、$500の出品制限があります。これを、正しい取引を繰り返し行うことで、eBayがリミットを上げてくれます。これを、「リミットアップ交渉」といいます。
初回のリミットアップ交渉は、eBayではどのような基準を持っているのでしょうか。これは、残念ながら明文化されていません。その時々で対応が変化しています。ある時は、「商品が一つでも売れて、発送を完了し、相手に評価を入れればできる」という時期がありましたし、「最低でも1つはバイヤーの手元に到着している事が条件」という時期もあります。ただ、セラーとして十分に肩が温まってくるのは、セラーとしての評価が5~10程度集まってからです。時期で変動する内容にとらわれず、このタイミングで交渉を行うことで、10品 → 100品、$500 → $5000と、初期設定の10倍にあげてくれることが多いです。
eBayが見ているのは、
①商品の販売数、販売金額
②落札/購入率
③バイヤーからのリクエスト/ケースはオープンしていないか
④リクエスト/ケースは解決できているか
⑤Handling timeは守られているか
⑥相手方に、Feedbackはきちんと残しているか
⑦出品はリミットに対して、90%以上埋まっているか
など、ごくごく日常の事が、きちんとできているか、という項目です。
メールや電話で、将来のeBayでの販売プランを聞かれますが、未来のことより、今、きちんとビジネスを取り組んでいるのか、が重要になります。前述の通り、メールでの交渉の際のヒアリング内容に対して、どこかのブログから丸コピーしたような回答は、eBay側にすぐバレると思ってください。何も考えていないような回答は、eBayは嫌います。
リミット枠は埋まっているのに、リミットを上げてもらえない?
前述の通り、リミットに対して、90%以上出品をした上で、リミットアップ交渉に望んでも、リミットを上げてくれない場合があります。「あまり売れていないから」という理由からです。一旦、売れていない商品を値下げ等をして売り切る、もしくは出品そのものを取り下げる、事が必要な場合があります。以前は、電話の場合であれば、一度リミットアップ交渉を断られても、再度電話をし、別の担当者に交渉することでリミットアップされる事がありました。しかしながら、現在では交渉記録がeBay内でかなり共有化が進み、「先ほど、リミットアップはお断りしています。」と回答されることが増えてきたようです。
今日のまとめ
今日は、リミットアップに対する心構えについて解説をしました。eBayが見ているのは、「日頃のあなたのビジネス」です。きちんとしているセラーは、わざわざ交渉しなくても、コンスタントに自動でリミットアップされていきます。たまにリミットアップ数に満足が行かない、という方がいらっしゃいますが、eBayが上げたリミットは、あなたの現在の力にあった内容と考えてくださいね。