こんにちは。「eBay何でも相談室」のスージーです。
eBayでは、メディア関連商品を中心に販売しております。また、18年のネット販売歴を活かし、様々なネット販売のスクールにおいて、スクール生様のサポートを行なっております。
メグ「メグ「こんにちは!先日、eBayの2018年度夏期セラーアップデートの内容が発表されましたね。」
スージー「通常は、春と秋の年2回のアップデートだけど、今年も、2017年に引き続いて、夏もポリシー関連が改定されるんだ。我々は、eBayをプラットフォームにして、日々、商品を販売しているんから、eBayが決めたルールや更新したルールは、しっかり理解をしておくことが大事なんだ。”知らなかった”で、ポリシー違反していたら、大変なことになるからね。今日から数回に亘って、eBay2018年度夏期セラーアップデートについて共有していこうね。」
eBayセラーアップデートとは?
eBayでは、健全なeBayマーケットを保つために、「セラーアップデート」というものが定期的に実施されています。その名の通り、eBayセラーに向けたポリシーが更新されます。通常、春と秋の年2回が実施のタイミングですが、2017年、そして、今年2018年は夏にも実施がなされています。eBayセラーアップデートは、eBayのページを通じて発表され、アメリカのみならず、オーストラリア、イギリス、ドイツ、フランスなど、各国のeBay毎に異なる場合があります。その内容は、セラーに対して、手数料の引き上げなど、厳しくなるものから、逆に、緩和されるものまで様々です。eBayビジネスを健全に続けていくためにも、新しいポリシー、ルールをしっかりと受け入れ、対応していきます。
eBay 2018年度夏期セラーアップデートの概要
今日は、eBay.com(アメリカ)における2018年度夏期セラーアップデート(2018 Summer Seller Update)を紹介していきます。
eBay及びeBay Japanの公式サイトにはその全容が紹介されていますので、併せてご確認ください。
(アメリカ)
https://pages.ebay.com/seller-center/seller-updates/2018-summer/index.html
(日本)
https://www.ebay.co.jp/news/sr/sr182/
今回の変更は、「Inventory Optimization(在庫の最適化)」「Selling Metrics & Shipping(セラー・メトリクスおよび配送)」「eBay Stores(eBayストア)」「Simplified Returns(よりシンプルになった返品)」の4つの大項目となります。
今日は1つ目の「Inventory Optimization(在庫の最適化)」についてを開設していきます。
Inventory Optimization(在庫の最適化)について
Inventory Optimization(在庫の最適化)については、2018年春のアップデートでも既に示されています。eBayの商品検索結果画面が大きく変化しつつあります。今までは、セラーベースで商品の検索結果が表示されていましたが、今後は、商品ベースとなります。いわゆるアマゾンをはじめとしたショッピングサイトのような表示がメインとなり、その商品ページに対して、セラーがぶら下がっている、というイメージです。
この商品ページの根拠となるものが、eBayカタログ(eBay製品情報:the eBay catalog)です。eBayに出品の際、UPCなどの製品番号を入れることで、予めeBay内に準備された商品カタログが表示されます。これを活用することで、バイヤーが商品を選びやすくなる、という事です。
しかしながら、様々な商品ページの状況を見ている限りでは、はっきり言って、まだまだ精度低いです(苦笑)。例えば、上記のルイージのアミーボですが、右下に、別の商品が混在していたりしています。
2018年5月1日以降、GoogleやApple製品など、以下の商品をeBayに出品する際、必ずeBayカタログを使用することが義務付けらました。
今回のアップデートでは、特定商品から、カテゴリーへと拡大がスタートします。第1弾のカテゴリーは以下の通りです。
Cardio Equipment(有酸素運動用品)
Cell Phones & Smartphones(携帯電話&スマートフォン)
Computers/Tablets, Networking Tablets & eBook Readers
(コンピューター/タブレット、データ通信用タブレット&電子書籍リーダー)
Humidifiers(加湿器)
Internet & Media Streamers(インターネット&メディアストリーミングデバイス)
Major Appliances(主要家電製品)
Portable Fans(ポータブルファン)
Programmable Thermostats(プログラム機能付き温度調節器)
Small Kitchen Appliances(小型キッチン家電)
Space Heaters(ヒーター)
TV, Video & Home Audio: Internet & Media Streamers
(テレビ、映像機器、オーディオ機器:
インターネット&メディアストリーミングデバイス)
TVs(テレビ)
Voice-Enabled Smart Assistants(音声認識スマートアシスタント)
前述の通り、カタログ化の完成度が低いため(苦笑)以前はできなかった、セラーによるカタログ編集が2018年8月中旬以降より可能になるとのことです。eBayいわく「あなたの専門知識と協力ををもとに、カタログを正確で完全、かつ最新のものにする」との事です(苦笑)新規カタログ登録も可能とのことです。これは、アマゾンと同じですね。新商品のカタログへの追加、情報の編集リクエストは、24時間以内にレビューされることが想定されています。
また、2018年9月中旬以降については、上記カテゴリーにおけるeBayカタログと関連付けられていない出品は、検索結果に反映されなくなるとのことです。
Bundle出品(組み合わせ出品)に関しては、まず、メインの商材をeBayカタログに一致させ、出品ページ内の「Bunble」をYesにし、表示される詳細欄に、Bundleに含まれる内容を記載します。Lot出品(複数個まとめてセット売り)も、同様に「Lot」をYesにし、その詳細を記載していきます。
今日のまとめ
この記事では、2018年春のセラーアップデートから続く「Inventory Optimization(在庫の最適化)」について、解説しました。まだまだカテゴリーも少なく、日本製品への対応はかなり後ではないかと思われます。eBayカタログの充実化を待ちながら、対応しなければならないカテゴリーや商品は適宜切り替えていきましょう。